イランイラン クラビ 

クラビの海  チャンギ空港から2時間弱。プーケットとは一味違ったリゾートとして年々人気が上昇しています。石灰岩の険しい断崖など、手つかずの自然が残され、観光地化が進んでいない素朴さが魅力です。
近場の秘境
 プーケット島東対岸に位置するクラビはかつて陸の孤島と呼ばれていました。
1999年7月にクラビ空港がオープンし、世界的な観光地としてデビューしました。さらに2000年、レオナルド・デカプリオ主演の映画「ザ・ビーチ」の公開で、ダイナミックな景観をアピールし観光客を増やしていきました。
 バンコクより南に1000q、プーケットより車で3時間程のところに位置します。シンガポールからはシルクエアーの直通便があり、所要時間も2時間弱とアクセス抜群です。移動疲れもなく大自然での休暇が楽しめます。
 総面積は約4,700平方km、人口約350000人。石灰質の雄大な山、無数の島、洞窟が特徴のカルスト地形です。
 熱帯モンスーン気候で、暑気(1〜4月)と雨期(5〜12月)に分けられます。
 紀元前35000〜25000年前アジアで一番古い人間が住んでいたといわれています。洞窟から石器・古代画・陶器などが発見されています。バンコクが首都になった頃、クラビには象の群れが集められ多くの人が移民し、町ができました。 1872年、チュランコン国王が「クラビ」と名づけました。多数生息していた(古代の象徴である)サルを「保護する」という意味のようです。
クラビの海

クラビのマーケット

クラビタウン
 空港より約25分、クラビ川河口に面したクラビ県の中心地ですが、こじんまりしています。川と平行に走るウタラキット通りがメインロードとなっています。通りと川の間は遊歩道になっており、ここから北東に絶壁のカナッブ・ナム岩(クラビのシンボル)を眺めることができます。夜は屋台が並び、ナイトマーケットが楽しめます。
ビーチあれこれ
 クラビタウンから車で約30分。アオナンはクラビで最も賑わうエリアです。海沿いの通りはレストランや雑貨屋が並び夜遅くまで観光客が出歩いています。海はあまりきれいではありませんが、周辺ビーチや島々への出発拠点と便利なため、宿泊におすすめのエリアです。
 ライレイビーチはアオナンビーチの南にあります。陸続きではありますが、半島の付け根が断崖で遮られているため、船でしか行くことができません。美しい白砂が続くビーチでエメラルドグリーンの海はすばらしく、ロッククライミングが盛んです。
 ライレイから、ラヤバディホテル沿いにある石灰岩の山づたいに造られた道を進むとプラ・ナン・ビーチにでます。途中にビューポイントへの山道があります。ロープをつたって約5分で到着しますが、海辺を歩くような格好ではとてもきびしい険しさです。スニーカーを着用しての散策をおすすめします。さらに50分ほど歩くと地元の人からも信仰をあつめる秘境プリンセス・レイクに着きます。
クラビのビーチ
クラビの海
周辺の島々
 クラビ沖のアンダマン海上には130以上の島々が点在し、アイランドホッピングツアーが盛んです。「4島ツアー」、「ピピ島ツアー」、「パンガー湾ジェームスボンドアイランドツアー」などなど。
 ゆったり楽しめるのは「4島ツアー」です。ロングテールボート(1人450B、9:00〜16:00)と、安心感のあるスピードボート(1人1000B、9:00〜14:00)があります。予算とスケジュールに応じて選んでみるのはいかがでしょう。どちらもランチ、シュノーケルレンタルがセットです。
 ポダ島・チキン島・タップ島・プラナンビーチをまわります。干潮時にタップ島とチキン島の間の海にできる白砂の一本道からみる景観が感激です。シュノーケリングをすればウォルト・ディズニーのアニメーション『ファインディング・ニモ』にも登場して流行のペット「クマノミ」をみることができます。
 
 ピピ島はクラビから42kmに位置し、メインのピピドンと無人島のピピレイからなります。入り組んだ海岸線で、まるでプールのような穏やかで、透明度の高い、ビーチが点在しています。
 前述の映画「ザ・ビーチ」で有名になったマヤベイ(湾)はピピレイ島にあります。西側に位置しているため、乾季はとても美しい海なのですが、雨季は残念ながら波だちます。日帰りツアーでも訪れることができますが、上陸できないことがあるそうです。
旅の情報収集
 事前の情報収集はインターネットが便利です。『地球の歩き方リゾ-トピピ島&クラビ・サムイ島』が比較的おすすめですが、日本語ガイドブックでは数ページしかとりあげられていないものが多く、あまり十分な情報が得られません。
 詳細は現地についてからという方にはクラビタウンの「さくらカフェ&ツアー」がおすすめです。多くの日本人観光客がオーナーのタイ在住歴10年目の井上ゆかこさんを慕って訪れます。ツアーや宿の手配など、相談にのってもらうことができます。また、とんかつ・豚の生姜焼きなどの日替わり日本定食もあり在住日本人に人気があります。■(Re
クラビの海   クラビ

(2004年2月号掲載)